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現在、一充電走行距離の伸びを図るため、高性能のニッケル水素、リチウムイオン等の新しいバッテリー等の技術開発が進められています。

これら4種類の低公害車の環境改善効果や普及台数等については、別表に記載したとおりです。

 

低公害車の開発・普及の現状

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(各種資料をもとに環境庁作成)

 

省エネ・低公害車の保有台数の推移

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■液化天然ガス(LNG)自動車

天然ガスを冷却させた液化天然ガスを燃料とする自動車です。LNG自動車はCNG自動車に比べ燃料搭載可能量が大きく、走行距離が伸びることが期待されています。現在、重量車において使用するための研究開発が進んでいます。

■ジメチルエーテル(DME)自動車

アルコール系燃料であるジメチルエーテル(DME)を燃料とする自動車です。DMEは、SOxや黒煙を全く発生させず、NOx発生量も2割削減できます。また、DME自動車はCNG自動車より燃料搭載可能量が大きく、走行距離が伸びることが期待されています。現在、ディーゼル自動車しか存在しない大型のトラック・バス等への活用を目指した研究開発が進んでいます。

■燃料電池自動車

水素と酸素の科学反応によって生じた電気でモーターを駆動させて走行する自動車です。燃料電池は、発電課程においては水蒸気だけが排出されるため、排出ガス性能が優秀だけでなく、地球温暖化防止への効果が大きいと期待されており、21世紀を担う新技術として、その開発が期待されています。

 

 

 

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