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コンテナの船積卸作業にはフォークリフト、ストラドルキャリアー、ガントリークレーン、トラッククレーンなど港湾の荷役事情により様々な機器が使用された。

・船積時間:3〜15分/TEU

・荷役機器:2.5トン・3.5トン・4トン・5トンフォークリフト、ストラドルキャリアー、ガントリークレーン、トラッククレーン

 

○海上コンテナの船卸

北九州港響灘公共岸壁HDでトラッククレーンを使用して実入コンテナ8TEUの船卸を行った。作業時間はおおよそ40分で1TEU当たり5分となった。

・実入コンテナ8TEUの船卸時間:40分

・荷役機器:100トントラッククレーン、10トンフォークリフト

 

○O社リサイクル工場での取卸

O社リサイクル工場での家電リサイクル品の取卸は、作業者5名で8コンテナ、305.5台をオーダーピッカー、クランプフォークリフト、リーチフォークリフトを用いておおよそ2時間45分で終了した。

取卸をした家電リサイクル品は、品目別に仕分後、テレビとエアコンはユニット機器に積込み、冷蔵庫と洗濯機はバラでホーム上に仮置きしている。

 

○輸送中の荷崩れ

ほぼ満載に積込んだ神戸港から船積したコンテナは、ユニット機器1台を扉口に置き、その他はバラ積とし、固縛はしなかった。

高知港で神戸積コンテナ内の状況を調べたところ、コンテナ扉口に水が貯まっていた。これは、冷蔵庫の上部に横置きした洗濯機の洗濯槽に残っていた水又は洗濯槽内の水が漏れたものと思われる。

北九州響灘でのコンテナの到着状況は、到着日前日の荒天もあり、コンテナ扉口のユニット機器奥の冷蔵庫上段に横積した洗濯機が荷崩れを起こしていた。また、コンテナ扉口の上段に積込んだテレビも一部荷崩れが発生していた。

その他の港で船積したコンテナは35台から43台と積込台数が少なく平置きであるため荷崩れの発生はなかった。

 

 

 

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