日本財団 図書館


3] 荷役関連の実験結果

ルート1・2(内航コンテナ船輸送)の荷役関連の実験結果は表6.3に示すとおりである。

各寄港地で集約した家電リサイクル品を港湾地区内の倉庫又は埠頭(40フィートコンテナに保管)に一時保管した。各寄港地では、空コンテナの船卸を行い、その空コンテナに家電リサイクル品の積込を行い、船積を行った。

各寄港地でのコンテナへの家電リサイクル品の積込作業は以下のとおりである。

 

○家電リサイクル品の積込

家電リサイクル品の積込作業は、1港当たり38.2台(エアコン室内機、室外機をそれぞれ0.5台とカウント)を作業者3〜6名でフォークリフト、パレットを用いておおよそ25〜60分で処理している。

・1港当たり38.2台(エアコン室内機、室外機をそれぞれ0.5台とカウント)

・作業者3〜6名

・荷役機器:フォークリフト(神戸港ではクランプフォークリフトを使用)、パレット3〜6枚

・作業時間:25〜60分

 

○神戸港での家電リサイクル品の積込

神戸港では20フィートコンテナ満載を想定して、62台の家電リサイクル品の積込を行った。

40フィートコンテナに一時保管した家電リサイクル品をクランプフォークリフト、フォークリフト、パレット及びユニット機器を用いて20フィートコンテナに積込んだ。ユニット機器はテレビを積込み、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、一部のテレビはバラ積とした。

62台の家電リサイクル品の積込に必要な荷役スペースは12m×5.5mであった。

荷役作業に関するデータは以下のとおりである。

・家電リサイクル品61.5台(テレビ17台、冷蔵庫25台、洗濯機19台、エアコン(外)1台 計61.5台(エアコン室内機、室外機をそれぞれ0.5台とカウント)

・作業者5名

・荷役機器等:2.5トンクランプフォークリフト、フォークリフト、パレット5枚

・作業時間:40分

・荷役スペース:12m×5.5m

 

○海上コンテナの船積

家電リサイクル品の積込を行った寄港地では主にコンテナの船積作業の時間を調査した。その結果、船積作業に要する時間は3〜15分で終了している。神戸港は実入コンテナの他に空コンテナを船積しているので除外した。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION