4] 実証実験計画の策定と実施
前項3]の海上コンテナ利用システムの実証実験は、実験ルート(ルート1〜5)、輸送方法、実験規模、実験の確認項目などについてEMMTが検討した実験計画に基づいて計画を策定、実施した。
実証実験計画の概要は表1.1に、ルート別の実証実験輸送計画は表1.2〜1.5に示すとおりである。
ア. 実験ルートと輸送手段
実験は以下の5ルートで行い、輸送手段はルート1、2が内航コンテナ船、ルート3が台船、ルート4がフェリー、ルート5が陸上トラックとする。
・ルート1、2:神戸→高知→鹿児島→水俣→長崎→金沢→新潟→舞鶴→北九州(内航コンテナ船)
・ルート3:宇野→坂出→松山→広島→北九州(台船)
・ルート4:大阪→北九州(フェリー(新門司港→北九州港響灘はトレーラ輸送))
・ルート5:神戸→北九州(陸上トラック)
イ. コンテナ及びユニット機器
各ルートとも国際海上20フィートコンテナを使用し、テレビ、エアコンの1部はユニット機器に積込み、洗濯機、冷蔵庫はバラ積とした。