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<参考>車の駐車時間と走行時間

年間10,000km走る車が10年間使って100,000km走るとする。平均時速 20km/hとすると、

走行時間は100,000km÷20km/h=5,000時間である。

一方、10年間は 24h ×365日×10年=876,000時間

従って車が動いている時間は5,000時間÷876,000時間=0.057すなわち5.7%の時間に過ぎない。

 

2] 環境負荷の軽減…交通量の減少による期待する効果

・既存車絶対量の減少(今後の新規購入予定者による車両の減少も期待)に直接結びつく、一方、共同利用により経済的な車の移動が可能となることからこれまで車の購入をひかえていた人々の車利用を促進する(モビリティの拡大という都市交通サービスの視点からは好ましい減少であるが)ため、結果として交通量が増大する可能性も懸念される。

・この点については、料金の適切な設定により、利用費用を意識することによる、不要な車での移動を抑制する方法で対処する必要がある。車利用の利便性を損なうことなく(不要な移動を別として)一般の人々のニーズとの関連で考えていく必要がある。

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具体的な実証実験により、限定された条件であるものの結果として、導入以前よりも交通量が減少することを確認していきたい。

 

2) カーシェアリングの普及策

1] モデル実験の概要…事業化を目指した課金によるモデル実験

H13年度のモデル実験は、日本でカーシェアリングの普及のための具体的な行動の第一歩として重要な試みと考えている。

カーシェアリングが個人にとって利用価値があるものとして選択され、日本で成立するためには経済性と利便性が最も重要な成立条件であるので、課金による実験を行う。

その上で、日本でカーシェアリングという車の共同利用の形式が受け入れられるのか、あるいは、事業としての成立可能性はあるのかを検討していきたい。事業規模としては、特定の個人間での共同利用というプリミティブなカーシェアリング形式を念頭に、成立可能性を考えていく。

 

 

 

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