当面はカーシェアリングについて、マーケティング的なスタディが進んでいるわけでなく、各費用について十分根拠があり、市場性も確認されていないので、考え方としては様々あっても、現実の市場で受け入れられる料金設定は判断することができないと考える。こうした部分を社会実験において確認していきたい。
料金設定においては、これまでの先行事例がいずれも類似の体系であることから、中間的ではあるがブレーメンのStadtAutoの設定料金を参考に検討を進めていく。今後は、実験等の経験を通して現状にあった設定で修正していく。
ウ. カーシェアリングと他の交通手段との費用比較(一日使用料と年間維持費)
第一ステップとして、利用者が支払う時サービスに見合う料金であるか、レンタカーや、車所有と比べて競争力がある料金かをまず検討する。
1] 車利用者にとっての費用の比較
カーシェアリングと他の交通手段との費用の比較検討をする。
比較のそれぞれの基本となる費用を以下のように設定する。