(5) 聴覚障害者について
○手話に対応できる駅はない。また、筆談用の対策(メモや携帯用ホワイトボードなど)を備えている駅も少ない。
○FAXについて聴覚障害者の利用者からの要望があるが、自由に利用できる公衆型を整えている駅は少なく、設置されていても駅員に申し出る必要がある場合が多い。
○聴覚障害者のコミュニケーション手段確保については、今後モバイル端末の活用が予想されるため、携帯電話などの利用環境を確保することが望まれる。
○ホーム上、電車の入線を光や文字で知らせる装置が設置された駅は少なく、聴覚障害者から危険防止のための設備の設置について要望が多く聞かれた。
(6) 内部障害者について
○エスカレータは比較的多くの駅で設置されているが、上下方向設置された駅は少なく、垂直移動負担の一層の軽減が望まれる。
○ホームやコンコース内での、エレベータ、エスカレータへの誘導案内が不足しているため、適切な経路選択ができず、結果的に長い距離の移動が生じる駅も多く、バリアフリールートへの誘導案内の充実についての要望が多く聞かれた。
○階段については1段手すりが多く、角形状の手すりを設置した駅も数駅みられた。また、踏面の端の色の区別がされていない駅が多い。階段通行時の移動負担軽減と転落防止のためのきめ細かい配慮が望まれる。
○ほとんどの駅で手すりのあるトイレが設置されているが、形状、設置方法への課題は多い。洋式トイレが設置されている駅は半数程度である。
○オストメイト対応の水洗器具などが設けられたトイレはない。
○ベンチなど休憩のための設備は多くの駅で設けられているが、設置場所がわかりづらい場合や案内などが不足している場合があり、十分に利用されていない駅が見られた。
○券売機について、新しい機種にはタッチパネル式が多く見られ、いくつかについては利用に抵抗感があるなどの課題が指摘された。
(7) 外国人
○ほとんどの駅で主要なサインに英語またはローマ字及び図記号が一通り併記されている
○英語の文字が日本語に比べて小さいこと、英語としての内容が間違っているなどの課題が指摘された。
(8) 知的障害者
○ほとんどの駅で主要なサインに図記号が一通り併記されている
○ソフト対策については、研修や対応マニュアルなどは各事業者とも一通り整っているが、現実の対応面では、不慣れなどの課題が多い。