ベストトラフィックの全体の概要は、表5-4-3-5の通りである。路線、車両とも最も集中しているのは、イェーテボリ市を中心とした地域である。また、表にあるように実際の乗客1人当たりの1トリップのコストが20Skrかかっているが、運賃収入として得られるのは11Skrであり、9Skrはベストトラフィックに出資する自治体から負担されている。都市間バスは黒字である。サービスルートについては、赤字路線、黒字路線が混在している。
グループ全体でのトータルの売り上げは28億Skrであり、そのうち18億Skrをイェーテボリ地域の支社が占めている。
2005年までに利用率の15%増を目指しており、1,800万トリップにする計画である。5社が一緒になることで、乗り換え、運賃等のサービスの利便性が高まった。センシティビティ、効率性、高品質、信頼性をキーワードにサービスの充実が図られている。今後2年間で、1枚のカードで公共交通のすべてが利用でき、ガソリンを入れることもできるなど、様々な支払機能をもったカードを普及させる計画が進められている。また、携帯電話での情報サービスを開始している。