スウェーデンでは、通常の公共交通を利用することができない高齢者・障害者に対して医師の認定のもと、地方自治体が適切なレベルの移動のためのサービスを提供することに責任を負っている。こうした中でイェーテボリ市は歴史的に見て、この法律を比較的広く解釈して、市の人口の約5%を超える人々にSTSの利用資格を与えている。移送サービスの委員会を設置し、STSを担当する部門には100名近い運営スタッフを擁する組織となっている(図5-4-3-6)。
なお図中のTLはTrafik Linen (Traffic Line)の略で、トラブルシューティング(問題解決)の事務局として苦情処理等を行う。「予定の車両が来ない」、「ドライバーの対応が悪い」など、STSに関する苦情を受けつけ、対応する部門である。
b. 運賃
運賃は25Skrで、通院に限っては60Skrである。