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表4-4-2-3 提示された主要項目に対して利用者が重要と感じている割合

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d. アクセシビリティ対策

委託先は現在7社あり、車両数は1,000台、150台の予備車がある。将来的には車両数は900台程度にする計画である。およそ90%がローフロア車になっている(図4-4-2-4)。1992年に最初のローフロアが導入された。現在の車両は前扉から中扉にかけて、低床にし、後扉の部分は上がっている。車いすまたはベビーバギーが2台まで乗車可能である。大型車の床高は34cmで、小型車両の場合はニーリングで15cmまで可能である。車両はDAB社製の8600Silkeborgである。ホイールベースを離す事によって、低床を確保する。2003年にHTの希望仕様を反映した車両が完成する予定である(図4-4-2-5)。また、低床のダブルデッカー車を検討している。車両価格は現在の12mのローフロアバスがおよそ160万DKK、小型車両が130〜140万DKKである。

 

図4-4-2-4 HTのローフロアバスと停留所ポール

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図4-4-2-5 今後導入予定のローフロアバスと一部で導入されているロングホイールベースの車両(写真は空港のもの)

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委託事業者に対しては、可能な限り各社とも同じ仕様で発注させてコストを下げるようにしている。指導している仕様は、黄色のシンボルカラーはもちろんであるが、座席数、取っ手の位置、大きさ、色、環境負荷対策、方向幕の位置、記載内容、空調等が挙げられる。また、路線上に置かれた停留所は路線番号による表記を統一し、利用者が一目で確認できるよう配慮されている(図4-4-2-4右)。

 

 

 

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