(4) 乗り物では
バス停では、高齢のお客さまが大きくまたがなくて済むように、また、転倒の危険を少なくするためにも、可能な限り歩道に近づけて停車させます。
乗降時はやや時間がかかります。また、手すりなど何かつかまるものがないと、ステップ等の昇降が困難です。
乗降時に急がせたりすると思わぬ事故の原因になります。特にバスでは、着席または手すりにつかまったことを確認して発車します。
タクシーでは、行き先をゆっくりと復唱して確認します。降車時は歩道の安全、後方からの自転車やバイクの接近に注意し、安全を確認してドアをあけます。
洞察力をもって接遇・介助
痴呆の方の外出も考えられますので、言動に特徴があった場合は、時間帯や降りた場所などを覚えておくようにします(後でご家族の方などが探しにこられることがあります)。