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(2) 介助方法の基本(車いすを押して移動する)

1] 介助の前に確認しておくこと

留意点

● 介助の方法及び触れたり、力がかかっても構わない部位等を確認します。お客さまによっては、介助の仕方により、痛みを感じたり、姿勢が崩れて危険な場合があります。

● 車いすには、可動部分や取り外し可能な部分があります。介助時に外れないかあらかじめ確認します。

 

必ず事前に介助方法を確認します。

車いすの外れやすい部分、持ってもよい部分について確認します。

ホームでの待機時、車内、エレベーター、エスカレーター利用時は、短時間でもブレーキをかけます。

電動車いすは、お客さま自身が操作するため、通路やスロープでは、たいてい介助は不要です。(手動に切り替えて介助者が押す場合もあります。)

 

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ハンドグリッブ、バックレスト、アームレスト、フットレスト、キャスターなどは外れる可能性があります。

 

介助の際の配慮

自走している場合と介助される場合では姿勢を変える必要がある人もいます。例えば、片麻痺で片足と片手で車いすを操作している場合、介助される時には、前に延ばしている足が巻き込まれたりしないよう、フットレストに乗せるなど、安全への配慮をする必要があります。

 

 

 

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