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2] ホーム縁端を知らせるブロックが敷設されてない条件について

常に停止する課題であると、ブロックを探すことに集中しすぎた不自然な歩行になってしまうし、ブロックが検知できなかったケースが生じた場合、自分が失敗してしまったことに気づき、それ以降の歩行が慎重になりすぎてしまう心配があったため、止まらないことが正しい条件を加えて、これらの問題を回避することにした。

3] 異種2列敷設について

表3.1における異2-1と異2-2は異なる種類のブロックを2列敷設していることを示している。異種2列とは、30cm幅の誘導ブロックをホーム縁端に並行向きにしたものと30cm幅の警告ブロックを並置したものである。これらを実験条件に含めたのは、警告ブロックをホーム縁端側、誘導ブロックを内側に並置して敷設するルールを定めることで、ホーム内・外方の検知策に利用できるかどうかについて基礎的なデータを得るためであった。

なお、進行方向手前側に警告ブロックがあるものを異2-1、進行方向手前側に誘導ブロックがあるものを異2-2と区別している。

 

表3.1 ブロックの敷設条件

143-1.gif

 

実験場のレイアウトを図3.5に示す。ホームの床面として、今回の実験用に試作した誘導・警告ブロックと同材質の30cm角と40cm角のコンクリート平板ブロックを実験場全面に敷設した。なお、各ブロックの間には目地を設けずに密接させて敷設した。

 

 

 

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