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(1) 停止距離

各条件における停止距離の平均値、中央値、最大値、最小値、標準偏差を表3.3に示す。表を見るにあたり、以下の点に注意されたい。なお、特に記述がない場合、「停止距離」はホーム縁端を知らせるブロックの線路側に相当する側の端部からの距離である。

・ 平均値は、停止した試行を対象とした。そのため、有効試行数が異なる。有効試行数は試行数の欄にx/68(xは有効試行数)という形で記載した。

・ 中央値は無停止試行と80cmを超えて停止した試行を含めた全68試行を対象とした。

・ 最小値、最大値は、停止した試行を対象とし、最大値の欄には無停止試行の回数を参考データとして記載した。

・ 標準偏差と標準誤差は停止した試行を対象とした。

・ 現行ガイドライン6)では、ホーム縁端の警告ブロックの敷設位置はホームの縁端から80cm以上の位置とされていることから、80cm以内に停止した割合を記載した。なお、対象としたのは、無停止試行と80cmを超えて停止した試行を含めた全68試行である。

 

表3.3 条件毎の停止距離の基本統計量

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※ 杖あり誘導あり30と杖あり誘導なし30の停止距離の最小値がマイナス値となっているのは、足より先に白杖でブロックを検知するケースがあったためである。

※ 全68試行=80cm以内に停止した試行+無停止試行+80cmを超えて停止した試行

 

 

 

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