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3.3.3 実験1の結果と考察

最初にデータの取り扱いについて説明する。

1] コースを逸脱した場合、実験条件とは異なる要因によって停止してしまった場合、実験の内容を誤解していた場合については、同条件の再試行を有効データとした。

2] 停止すべき試行において停止しなかった場合については、計画されていた正規の試行の終了後に、同条件の試行を停止するまで繰り返したが、最初の停止しなかった試行のデータを有効データとした。

3] 歩行速度と歩幅を測定する試行(ホーム縁端を知らせるブロックがない条件)については、確実に測定できるまで試行を繰り返したので、同条件における最終測定試行を有効データとした。

4] 停止すべき条件については、歩行開始地点からホーム縁端を知らせるブロックまでの歩行距離が長い場合と短い場合の2回の繰り返し測定を行い、それぞれを有効データとして利用した。その結果、1つの条件あたり、のべ68件のデータを有効データとした。停止不要条件(ホーム縁端を知らせるブロックがない条件)では試行の繰り返しがないので、有効データの数は実際の人数34と同じになる。

 

 

 

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