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5] 回答後、実験指揮係の案内で次の試番のスタート地点に移動した。

以上の繰り返しで、途中に休憩をはさんで20回の試行を行った。何らかの理由で再試行が必要な場合は、最初に計画されていた20試行が終了した後に必要な回数の再試行を行った。

歩行条件と順序の例(各実験日の実験順序表は資料編2-6参照)を表3.2に示す。

歩行開始位置が一定であると、ブロック敷設位置の予測が容易になってしまう。そのため、歩行距離は「ブロック敷設幅+白杖の有無+誘導ブロックの有無」の条件1種類につき、長・短の2種類を設定した。歩行距離が長い条件では、ホーム縁端を知らせるブロックのホーム内側の端部から6〜7mの場所から歩き始め、短い条件では、1.2〜2.2mの場所から歩き始めた。3種類以上の距離を設けることも考えたが、ブロック敷設条件の説明(3.2.5(6)参照)でも述べたように、被験者に対する負荷が大きくなってしまい妥当なデータが得られないと考えて2種類とした。

同様に、被験者への負荷軽減を理由に、ブロック敷設幅が40cm以上の条件では白杖を持たず誘導ブロックを使わない条件のみを実施した。

試行順序はランダムに割り付けた。なお、実験進行の混乱を避けるため、同一日の被験者は全て同じ順序で実施した。

 

 

 

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