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(4) (1)から(3)までの場合以外の選択呼出信号の場合は、6つのコード番号「126」であること。

11 船舶位置応答の場合(クラスBの装置を除く。)及びフォーマット信号が「個別の局の半自動又は自動接続呼出し」の場合のみ使用するものとし、それぞれ次のとおりであること。

(1) 船舶位置応答の場合は、船舶の位置を決定した時刻(協定世界時とする。以下同じ。)の時及び分をそれぞれ2ケタの数字で示すものとし、別表第二号に準じて2つのコード番号にコード化するものであること。ただし、時刻情報を含まない場合は、2つのコード番号「88」であること。

(2) フォーマット信号が「個別の局の半自動又は自動接続呼出し」の場合は、アナログ電話用設備と接続するための番号(以下「電話番号」という。)等のネットワーク番号を表すものとし、ネットワーク番号のけた数が奇数のときはコード番号「105」、偶数のときはコード番号「106」とネットワーク番号を別表第二号に準じて2つから9つまでの数のコード番号にコード化するものであること。

12 応答を必要とする呼出しのための選択呼出信号の場合は、コード番号「117」、応答のための選択呼出信号の場合は、コード番号「122」及びこれら以外の場合は、コード番号「127」であって、別図第七号に示すシーケンスで送出されるものであること。ただし、フォーマット信号が「全船呼出し」の場合は、コード番号「127」であること。

13 誤り検定符号は、第1番目から第7番目までの情報ビット及び第8番目から第10番目までの検定ビットから構成されるものであって、次のとおり生成される各ビットの「0」及び「1」が、それぞれ別表第四号に示す「B」及び「Y」に対応する10単位符号として送出されるものであること。

(1) 情報ビットの各ビットは、選択呼出信号(ドット信号及び同期信号を除く。)のすべてのコード番号(フォーマット信号及び終了信号にあっては、1つのコード番号とする。)に対応する符号のビット位置ごとの和の最下位ビットに等しいものとする。ただし、「B」を「0」、「Y」を「1」として二進数表示するものとする。

(2) 検定ビットは、情報ビットの「B」の数を二進数で表すものとする。

 

別図第二号 遭難警報のための選択呼出信号の構成(海岸局の装置は除く。)

209-1.gif

注1 中短波・短波帯選択呼出信号の場合は、200ビット、VHF帯選択呼出信号の場合は、20ビットであること。

2 別図第一号の注2と同じ。

 

 

 

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