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レーダー・パフォーマンス・モニタはレーダーの性能を判断するものなので、レーダー本体側を所定の動作状態に設定しておくことが必要である。そのため、レーダー本体側は次に示すように設定する。

・レーダーの距離レンジは24マイルに設定する。

・輝度は中程度とし、上げ過ぎないように調整する。

・感度は画面上に雑音が少し映る程度に設定する。

・STC及びFTCは「最小」若しくは「断」の状態とする。

・同調を調整し最良状態にしておくこと。

レーダー・パフォーマンス・モニタの構成の概要を図5・13に示す。

 

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図5・13 レーダー・パフォーマンス・モニタの構成の概要

 

レーダー・アンテナから放射されたレーダーのパルス波は、レーダー・パフォーマンス・モニタのアンテナから入り、結合回路(あるいは別のアンテナ)を通じて調整用の減衰器を経て、増幅された後にレベル検出回路で送信レベルが測定される。

 

 

 

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