この半波長の長さのABCの透き間には波がのるが、A点で短絡されているので、その中間のB点は電流の谷、(電圧の山)となって、そこに若干の接触不良があっても影響がなく、C点で完全に接触が保たれているのと等価の接合になる。フランジの溝の部分の構造は方形の導波管に対して円形となっているが、図に示すように電界の最も強い長辺の中心でのBC間が1/4波長になるように選んである。
導波管の分岐回路はレーダーでは、送信機からの出力と受信機への入力を分けるのに使用されているが、その一例として、図3・33に示すT形の分岐があり、この場合、分岐が電界面に平行にでるE分岐と、磁界面に平行にでるH分岐があり、レーダーでは多くの後者が使用されている。