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(a)は負荷と並列に電圧計Vがある場合、(b)は負荷と直列に入れた電流計Aに電圧計を接続した場合である。電圧計の内部抵抗RVと電流計の内部抵抗RAが無視できないとき(a)と(b)では誤差が異なる。負荷抵抗Rで消費される電力Pは

(a)の接続では、P=EI−E2/RV   (5・33)

(b)の接続では、P=EI−RAI2   (5・34)

となる。EとIは電圧計と電流計のそれぞれの指示値である。電圧計の内部抵抗RVが大きく、電流計の内部抵抗RAが小さい場合は(a)、(b)ともに内部抵抗を無視できて

P≒EI   (5・35)

と近似できるので、電圧計と電流計の指示値の積が電力を示す。

負荷抵抗Rが既知の場合にはオームの法則から

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から電流系又は電圧計と負荷抵抗Rの組合せで電力が測定できる。

 

5・4・9 波形測定

(A) アナログオシロスコープ

ブラウンが発明した陰極線管(ブラウン管)の蛍光面に測定信号波形を表示して、波形、周期、周波数等を観測する測定器で、パルス波やビデオ等正弦波でない信号の測定に適している。図5・12にオシロスコープの構造を示す。

 

 

 

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