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より可動コイル電流計で交流を測定したときの目盛りは指針の駆動力は平均値なので

目盛り=指針の駆動力(平均値)×波形率=実効値指示   (5・21)

となるように約1.11倍の目盛りで読み取ることにしてある。しかし、パルス波のように正弦波でない波形では波形率が1.11倍とならないので読取りに波形誤差が生ずる。

一般に正弦波でない波形を整流計器で測定すると波形誤差を生ずるので実効値を指示する熱電対型電流(電圧)計のように波形に影響されない計器を使用する必要がある。

 

5・4・5 電圧計と倍率器

アナログ型テスターの電圧計は、電流計に直列に外部抵抗を接続すると電圧計となる。外部抵抗の値を切り替えることから電圧計のレンジ切り替えができる。このときの外部抵抗を倍率器と呼ぶ。

図5・7(a)に電流計Mに倍率器Rを直列接続した電圧計を示す。(b)は電圧計のレンジ切り替え回路を示す。

 

 

 

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