一般に誘導電動機の全負荷速度をn(S-1)とするとき回転磁界の同期速度nsとの差Ns−nとnsとの比sを滑り(slip)という。滑りsは1より小であるから一般に百分率で表わされる。
ns−n=sns(S-1)
回転子速度 n=(1−s)ns(S-1)
全負荷滑りは定格出力1kW以下で10〜7%、2kW〜50kWで6〜4%、50kW以上で4〜2%位である。
(c) 巻線形誘導電動機
電動機の回転子を巻線形にして、巻線を施したものである。始動の際は、始動回転力を出すために抵抗を入れて始動し、定格回転数になれば、この抵抗を短絡する。また、この抵抗器を使用して速度制御をすることができる。
(d) かご形誘導電動機