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図4・10

 

(b) 誘導電動機回転の原理

電動機の回転原理はフレミングの左手の法則に従い、磁場と誘導電流との間に生ずる電磁力によって回転力が生ずる。

誘導電動機の固定子には巻線が施され交流電源が供給される。三相交流であればこの磁場は回転磁界となって

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注:SI単位に係る計量単位の改定により、rpsはS-1、rpmはr/min又はmin-1、rphはh-1と表現することになった。

の回転速度で常に回転している。これを同期速度という。

この固定子の中央に、導体を設けた回転子を挿入すれば、(図4・10参照のこと。)その回転子の導体には電磁誘導作用によって電流が流れる。そして固定子との間に回転力が生ずる。この場合回転子が無負荷であれば回転磁界の同期速度とほぼ等しいが、負荷が重くなるほど回転子の速度は徐々に遅れる。言いかえれば回転子の速度が遅れることは回転力が増しているともいえる。

 

 

 

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