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・[Effects and determination of raw fuel dilution]

D.Vrolijk氏より前回ミィーティング以降“raw fuel contamination”についての質問がなかったことが報告された。

・[Lube oil separator efficiency/Insolubles methods]

D.Friedel氏より次回ミィーティングで新しいテスト結果を報告できる可能性があることが報告された。

・[Analytical Methodologies]

A.Dunn氏よりWGがOil Degradation決定の試験方法について調査していることが報告された。また、W.Fabriek氏(Lloyds Register)よりIP-48酸化試験結果について説明があった。

(4) 新議長の選挙

M.Cannon氏が都合により議長を退任したいとの要望があり、承認された。このため、選挙により新議長を選出した。新議長としてP.Harrold氏(Lubrizol)が就任した。

(5) 次回会議開催予定

次回会議は2001年(平成13年)3月29日(木)、スイス、ジュネーブにてCaterpillar (Genova)社にて開催予定である。

 

4. 所見

会議の行われたポズナン市は古くからベルリン(ドイツ)とワルシャワ(ポーランド)を結ぶ東西交易の中継地として栄え、ポーランド建国時の国家発祥の地であり、首都となった街である。私の予想していた以上に、街には車や路面電車が多く行き交い、歩く人の数も多く、活気にあふれた街であった。街の物価は日本の物価の1/2から1/3程度と思われる。宿泊したホテル料金は一泊195ズウォルツ(日本円で約5千円)と途中経由したコペンハーゲンのホテルの宿泊費に比較して非常に安く、とてもきれいな居心地の良いホテルであった。ただし、あちらの水が合わなかったのか、あるいは到着時に街で買った5ズウォルツ(日本円で約125円)のハンバーガーが悪かったのか、お腹の調子が悪くなり、ひどい目にあった。

会議のメンバーは遠い日本から参加を歓迎してくれ、到着した晩は会議参加メンバーが連れ添って食事に出かけ、会議の休憩時や食事時などにも親しく話ができ、大変フレンドリーであった(写真3)。会議初日の晩は、ポズナン市からバスで40分ほど南西に行った古城で夕食会が開かれ、ポーランド料理をいただいた。食事のメニューで印象的だったのは豚の丸焼きで、取り分ける前には豚そのものが顔の上にリボンをつけて出てきた(写真4)。G。Fleischhack氏によれば会場となった古城はドイツ領だった時代のものとのことであった。最後になりましたが、今回本会議に出席する貴重な機会を作って頂いた関係各位に、厚くお礼申し上げます。

 

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写真3 委員会会場となったPolonez Hotelロビーにて

 

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写真4 夕食会でいただいた豚の丸焼き

 

 

 

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