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3] Table3のOxidation Testは高速エンジンでのテストであり、大型低速エンジンでのテストとしては適さない。そのため、記述中で、“大型低速エンジンでのOxidation Testは存在しない。ただし、高速エンジンでのOxidation TestをTable3に示す。”と記述する必要がある。

4] 目次は

1. Introduction

2. Stresses

3. Mechanizms of Degradation

4. Analysis Methods

としてはどうか。

(7) 今後の共同作研究・作業

今後の共同作研究・作業として下記のテーマが挙げられ、各担当を決めた。

・Recycle of Used Oil

・Revision of “Medium Speed Diesel”

・Lubricants on Exotic Fuel

・Impact of Emission Measurement on Lube Oil

日本は上記テーマからRevision of “Medium Speed Diesel”を選択した。

(8) ISME 2000でのジョイントミィーテングについて

本年10月に開催された“ISME 2000 Tokyo”の国際会議時、10月23日に東京商船大学においてCIMAC WG“Lubricants”およびWG“Heavy Fuel”並びに日本国内関連委員会とのJoint Meetingについて岩本より説明を行なった。

(9) 次回会議開催予定

次回会議は2001年(平成13年)3月28日(水)、スイス、ジュネーブにてCaterpillar (Genova)社にて開催予定である、

(10) H.Cegielski-Poznan社の見学

会議途中、昼食後午後1時より3時までポズナン市にある今回会議のホスト役となったエンジンメーカーH.Cegielski-Poznan社の見学を行った(写真2)。

H.Cegielski-Poznan SAの歴史は古く150年前に設立された機械メーカーであり、20世紀中期からはSulzer、Man B&Wのライセンスを購入して、ディーゼルエンジンを製作している会社である。この会社の生産品としては、低速高出力マリンエンジン、中速主・補助エンジン、鉄道ディーゼルエンジン、鉄道車両、発電機、圧縮機、ブロワー、工作機などがある。現在の従業員数は4700人程で、そのうち1600人がエンジンの製造に関わっており、日本のエンジンメーカーに比較すると数倍の人数がおり、自動化が進んでいない現状がわかる。

 

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写真2 H.Cegielski社(エンジンメーカー)見学風景

 

3. CEC IL 047会議

CEC IL-047会議は議長:M.Cannon氏(Shell-Research)、幹事:D.J.E.Vrolijk (Oronite)のもと、10月12日(木)9時より12時まで開催された。出席者は22名であった。

(1) 議事録確認

前回議事録が異議なく承認された。

(2) CEC IL047の存続について

CECよりIL-047の活動終了の連絡があり、これに対してM.Cannon議長がこのWGの必要性について説明を行ったところ、テスト法をモニタリングする調査グループとして存続が認められた。

(3) サブワーキンググループついて

・[Simulation of Lubrication Performance]

質問事項は誰に配られるべきかという質問があり、それらはIL-047およびCIMAC WG“Lubricants”の幹事に送られ、そこからそのWGのメンバーへ送付されることとなった。

・[High Oil Consumption/Liner Lacquering]

D.O.Halle氏(DNV)よりシリンダーライナーラッカーリングの2事例について説明があり、その原因について論議がなされた。

 

 

 

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