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これも色々な学会の活動のを通じてPRしていかなければならないし、逆に先駆者の方々が来年10人になり20人になりになるとすれば、そういう若い人達のYMEの内部から何か出てくるのだろうと期待しています。とにかく大成功だったと思いますし、行ってこられた方は大変ご苦労なさったと思いますが、それなりに得ることも多かった、本当にいい企画であり成功だったと思います。

 

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3.4 学会においてYMEはどうあるべきか

司会 どうも有難うございました。今までYME派遣について色々ご議論、ご意見等を頂いて、フロアからは派遣だけに限らずに色々とYMEというものについてもご意見が出てきたように思います。今回の報告を聞いておりますと、YME派遣というのはひとつの大きな柱として続けていくべきことだと思うのですが、さすがに若い人全員を派遣するわけには参りませんので、そうではない若い人も巻き込んで元気になっていくためには、派遣OBが年を経るにつれて比例的に増えてくるわけで、そういったあたりでYMEとして何かできないか。今後のYMEはどうあるべきか、YMEとして学会に何ができるのだろうか、ということについて最後に議論したいと思います。派遣だけに限らずにYMEの活動、勿論5名だけで何か活動というと大変ですが、年数を経るにつれて人数も増えて参ります。こうなりますと、何かまとまったパワーを発揮できないものか、ご意見、感想等あれば伺いたいところですが如何でしょうか。

 

幅田 今のところYMEとしての事業は海外派遣だけですが、例えば学会の活動の中に研究委員会等の活動がありますね。委員会活動の中にもっと若手のメンバーが加わっていてもよいのではないかという思いがありまして、と申しますのは何もYMEという看板を掲げて何かしなくても、そういった委員会活動の中で、若手だけじゃなくて諸先輩方との会社を越えたつながりも出てきます。一部の委員会、例えば機関第3研究委員会が西日本の造船所を中心に構成されており、私も参画するチャンスがあったのですが、造船所のワイングラス型人員構成そのものを反映していながら、ベテランクラスと極めて若いメンバーの面白い委員会ができておりました。日々行われている学会活動の中でもそういったチャンスをつくれるし、現に実在しているので、ある程度の若いメンバーを出して戴ければ、自然発生的に広がっていくのではないかと思っています。

 

司会 確かに必ずしもYMEに限らずに、学会活動全般を通じて頑張って頂くということも重要かと思います。但し、研究委員会等となると、ある種の同業だけになってしまうところもあります。そういう意味で今回のYMEは、全く違った異業種から集まってきている。そういった縦糸と横糸、研究委員会が縦糸であるとすれば、別の横糸の様な形でYMEというものがあってもいいのかなという気はします。

他に如何でしょうか。何か逆に学会としてYMEにこういうことをやってもらえると、若手は元気が出るよという様なことでもありましたら、或いはYMEとして学会に何ができるか、そういった意見でも結構ですが。

 

前原 先ほど私の意見の中でも申し上げたのですが、国内でこの5人が基点になって各企業間の工場見学会とか行ってはどうか。海外派遣をした人でなくても若手会員で希望者を募るとか、その辺りは学会に協力していただかなければならないのですが、希望者を募った中で我々が学会の名のもとに各企業間を訪問し、異業種の技術交流を図るという様な提案があります。

 

司会 多分今回、向こうで訪問されてきてたことをイメージされていると思うのですが、学会でも見学会を色々と企画し実施しているわけです。確かに少人数でその会社の若手の人と色々ディスカッションする、ディスカッションしつつ見学をする、そういった企画も非常に面白いのかなと伺っていて感じました。会場の方からは如何でしょうか。

 

塚原 皆さん、どうもご苦労さまでした。本当に立派な成果を上げられて有難うございました。今日の会議は本来なら若い人が多数いてくれないと困るのですが、少ないので非常に残念です。そういう若い人に成果を伝えなくてはいけないと思うのです。

 

 

 

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