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ガスタービン技術の最近の発展は、その熱効率レベルを高め、デイーゼルエンジンによる動力・推進システムにたいして、益々競争的な存在になってきている。

電子技術の信頼性が増したことは、機械的複雑さを減らすとともに、発電用エンジンをその最適効率対応した設計負荷近くで、運転させるようにする一つの方法である。電子制御式燃料噴射システムや、電気―油圧を組み合わせたバルブ駆動システムが開発されたことにより、全システムを統合して制御出来る可能性が開けた。これによって、低NOx運転或いは低燃費運転など、与えられた運転条件に応じてプラント性能を最適化することが可能となる。若し電子制御が広く行われるようになって、それがシステムに付加される場合には、信頼性の保証が是非とも必要である。遠隔的な状態モーターリング技術、故障診断、知的意志決定ツールの採用は、システムの効率、安全、信頼性を改善することになるだろう。

 

〔注:参考文献欄並びに添付図面の翻訳は省略しました。〕

 

 

 

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