ホームページ紹介
書のまち春日井
―愛知県・春日井市消防本部―
春日井市のホームページ
春日井市は、愛知県の北西部に位置し、人口は二九万人余、面積九二・七一km2の中規模都市である。
(1) ホームページ概要
平成八年、市民を対象に行ったアンケート調査で四五パーセントが、今後利用したいメディアとしてインターネットをあげた。庁内各部課から選出された職員で内容を検討することとなった。基本コンセプトをまとめ連絡体制も確立し、平成九年六月一日、春日井市全体のホームページの一部として開設、その後各部ごとに運用を開始した。
当初、プロバイダにおいてレンタルサーバにて運用、その後OCN専用線(百二十八Kbps)を使用し、市情報管理課にサーバを設置し現在に至っている。
春日井市は、書道家「小野道風」の生誕地と伝えられ、書の町と言うイメージが、定着している。だが、消防にいたっては、特性も少なく、いかに親しみを感じてもらえるか、構成をいかにするか、模索する日々が続いた。
小学校四年生の社会科で、「消防の仕事」という単元がある。参考になるものがあればと思い、専門用語は極力さけ、できる限り簡単で解りやすい言葉で、漢字にはふりがなをつけることにより、子供にも伝わるものを目指した。このことにより一年生のクラスの学習にも利用ができることを、京都府の先生からもメールにて知らされた。
絵は、明るめの親しみの持てそうな作品を探し、作者に使用許可承諾を願うと、どの作者も快く了承していただき、今でも深く感謝するところである。
画像については、記録写真から、情景は分かるものの、個人が特定しにくいものをできる限り使用し、一部は、解像度を下げるなどの加工をした写真も用意した。また、画像の多用は表示時間を遅らせるため、一枚ずつ加減を見ながら解像度を、下げていったり、枚数を制限するなどした。また、サイレンの音が出るボタンを用意したり、隠しページを用意したりして、四ヶ月ほどで大方の用意をすませた。また、内容の追加や開設までに間に合わず、年間の行事等の画像は、職員に協力してもらい、撮影・更新を続けている。
一般向けについても、過去の古い写真を掲載してみたりして試行錯誤を重ねている。また、当初統計関係の更新が遅いとの指摘があり、現在統計については毎月更新している。
また、視覚障害者対応として、画像に対する文字解説などを心がけている。
(2) 運用方法
・規程等
春日井市ホームページ運営要綱(平成十年四月一日施行)に基づき運用している。要領についても、春日井市ホームページ運用の手引きにより実施している。
・更新時期方法
職員により、随時更新している。定期的な更新は、月二回の広報の発行にあわせて行っている。また、部長決済により了解を得れば、適宜、内容の更新が出来るようになっている。庁内LAN経由にて更新可能である。
・安全対策
市のネットワークとインターネットの間にファイヤーウォールを設置している。インターネット側から市のネットワークのアクセスはすべて許可せず、ウェブサーバ閲覧のみである。
(3) 今後の運用課題
先般の東海豪雨等の災害時、市内・市外より災害情報、避難場所・状況などが掲載されていないとの指摘が多数あった。今後、リアルタイム情報の対応を検討中である。