全日本実業団対抗競技選手権大会
やり投げで優勝
豊能町消防本部(大阪)
平成一二年六月一〇日、鳥取県営布勢陸上競技場で行われた第四八回全日本実業団対抗競技選手権大会で当本部の平岡秀樹消防士がやり投げで七八m八四を記録し優勝した。
平岡選手は昭和四四年生まれの三〇歳、高校二年からやり投げを始め、大阪府内では常に上位の成績であったが、大学入学後に右ひじを痛め一時期はやりを投げることさえ出来ない日もあった。しかし、大学卒業後も研究生として大学に在籍し、リハビリを行いながらやり投げを続け見事に完治、第四一回全日本実業団対抗選手権で三位に入賞した。
その後、平成七年に当本部の採用となり、昨年の全日本実業団対学生陸上競技選手権大会では二位に、そして今回の実業団対抗選手権大会で念願の初優勝を飾った。
平岡選手は、本年九月に行われるシンガポールオープン陸上選手権大会への出場が既に決定しているが、アジア陸上選手権大会への出場を目標に、当本部職員の熱い声援を受けながら記録更新に挑戦している。
柔道四段の署員
強盗犯を取り押さえ警視総監賞受賞
東京消防庁 成城消防署
当署の署員三名が、見事な連携で強盗犯を取り押さえ警視総監賞と当庁人事部長賞を受賞した。
四月一八日午後一時頃、当署千歳出張所員が体力錬成のためランニングをしていたところ、近くのマンションから「どろぼう」という声が聞こえた。ただならぬ叫びに、ランニング中の木村道夫副士長がマンションの玄関へ駆けつけたところ、男二名が飛び出してきて内一名と揉み合いとなった。男はバールを持っていたが足払いで投げ飛ばし、後から駆けつけた板垣信勝中隊長と熊谷順一士長と共に取り押さえたものである。もう一人の男は乗用車で逃げた。
その後、駆けつけた成城警察署員に男を引き渡し、強盗傷害容疑で現行犯逮捕された。
木村副士長は柔道四段の腕前で、これまでに各種大会で優秀な成績をおさめている。
この逮捕劇を見ていた付近の住民は、見事な連携プレーを絶賛していた。
