○関東支部(千葉市消防局)新濱秀樹
『ことばからことばへ 愛ある救急を目指して』
救急現場で聴覚障害の傷病者に遭遇。その時の苦い経験と聴覚障害者の意見から消防教育内に手話教育の必要性を提案する。
1] 救急現場で聴覚障害の傷病者に遭遇したが意思の疎通ができず、苦い思いをしたことから、私が感じた事や考えた事をより多くの方々に聞いて頂きたいと思ったからです。
2] 「我々消防職員が話す『手話』を必要としている人が沢山いる。」ということです。
3] とても楽しかったです。長い間応援していただいた方々に心から感謝したいと思います。
4] 全ての市民に応えることができる「愛ある救急」を目指して、より一層努力していきたいと思います。
○四国支部(松山市消防局)西岡武志
『命の尊さを胸に』
災害現場で活動してきて、その度に私が学び考えさせられた事が命の尊さ、大切さであった。
1] 現場活動を通じて消防人として学び、考えさせられた事を自分なりに表現したかった。
2] 人の命の尊さ、大切さ。
3] ほどよい緊張の中、発表することが出来ました。また、市民の生命を守るという使命のもと、全国の消防人が一つに繋がっていることが実感できました。
4] 市民の生命、身体及び財産を守る消防組織の一員として、この体験を今後の消防業務の糧とし、また、指針としたい。
〇九州支部(別府市消防本部)此本康秀
『教訓』
初めて体験した真夜中の大火を通して得た教訓から、自己の反省と二一世紀の消防のあるべき姿と意気込みを訴える。
1] 災害現場で学んだ事、そして体験した事を一人でも多くの方々に伝えたかったからです。
2] 高齢化が進み、災害弱者が増えるなかで消防と地域住民が一体となり、避難誘導体制の確立を図る必要があると痛切に感じたからです。
3] 消防士一年足らずで大変貴重な体験をいたしました。これまで御指導下さった諸先輩、そして応援していただいた職員の皆様方への感謝の気持ちでいっぱいです。
4] 強風下での火災防ぎょの難しさと災害弱者の救出のあり方について考えさせられました。この経験を生かして、これからの消防業務をより一層頑張っていきたいと思っています。
○東北支部(大曲仙北広域市町村圏組合消防本部)小松知巳
『舞台からのメッセージ』
寸劇を通して応急手当の重要性を訴え、救急隊、バイスタンダー、講習受講者そして自分自身とそれぞれの葛藤や苦悩を表現したものです。
1] 消防業務に携わる中で、自分の思い、考えが果してどれだけの理解を得られるものか「意見発表」を通してチャレンジしてみたいと思いました。
2] 悩んで当たり前、誰だって迷いはあります。多くの人は、心肺蘇生法を前に、しばらくの間足踏み状態になるのが現状です。心の葛藤、心理描写を寸劇で表現する事で、見ている人に一石を投じます。この人達が何を感じ何を思うのか「歓声、笑い、拍手」この心の変化こそが「心肺蘇生」普及の第一歩と信じて活動しています。
3] この意見発表を介して全国から選抜された職員の方々と交流することができ、大変感動しています。心地よい緊張の中で精一杯の発表ができ、満足しています。
4] 人前で話す事の難しさを痛感しています。人を引きつけるような「トーク・話し方」興味を持って耳を傾けられるような話術を追求し、「心配」な蘇生法から心肺蘇生法へと別の角度から確立、普及させていきたいと思っています。それが私の仕事です。
○北海道支部(札幌市消防局)大平拓司
『防災への架け橋』
市民の防火意識が風化しつつあるという現況から二一世紀への消防防災活動のあり方について提言する。
1] 消防に入って二年、日頃の業務の中で私が思った事、感じた事を多くの人に聞いてもらいたいと思い出場を決意しました。
2] 高齢化社会に向け、災害に対応するという消防の枠を越え、防災リーダーという広い意味で消防行政を推進していくこと。
3] すごく緊張しましたが、今はホッとしています。ただ、何かやり遂げたという達成感があります。
4] この貴重な経験を糧に、今後の職務において、常に向上心を持ち、様々な事に挑戦していきたいです。