ホームページ紹介
「大震災に備える知識を市民に伝える」ことがテーマのホームページ
札幌市消防局
一 札幌市の概要
札幌市は、北海道の石狩平野の南西部に位置しており、市域は東西四二・三km、南北四五・四kmに広がり、総面積は、約一、一二一km2、総人口は約一八〇万人を擁する都市です。
二 ホームページの作成経緯
札幌市消防局のホームページは、平成九年の八月から、「札幌市消防局防災部」の名称で公開し、試験運用を始めました。
この時期は、本市では阪神淡路大震災の発生を受け、緊急に地域防災計画等の震災対策の見直しを実施し、併せて広く市民の防災意識を高める方策の検討を行っていた頃でもあり、これらのなかで、市民への新しい広報媒体として、インターネットホームページの作成が決定されました。
その内容は、大地震等の震災に備えるため、市民として最低限度必要な知識の伝達を目的としたもので、「市民の側に立った」情報を主として
・地震が発生した場合の避難行動等
・家庭内で出来る地震対策
・各区の避難場所(名称・住所等)
・自主防災組織の必要性の紹介
等の構成とし、各項目ごとに、イラストを多く取り入れ、市民の方々にも、見やすく判りやすいものを心がけました。また、写真データは極力掲載しないこととし、アクセス等の時間短縮を図り快適なホームページとしました。
その後、平成一〇年度に「地域防災計画」の全面改正を行ったことから、これに伴い、ホームページの内容も、平成一一年四月に全面更新を行いました。
また、ホームページの名称も「札幌市消防局」に改め、内容も火災予防関係、救急応急手当て関係など、市民生活に直接関係深い情報、さらに、ライフライン各事業所(電気・ガス・水道)等を中心に電話番号を掲載するなど市民の防災活動に役立つ具体的な情報源となるよう位置づけました。
三 ホームページの運用と今後の課題
現在、消防局のホームページは、本市が公開している「ウエブ・シティ・サッポロ」の一部として運用されているため、セキュリティ管理を含めたハードウェアは本市情報化部門で一括管理するシステムを取っています。
ホームページ掲載事項などソフト部分については、消防局関係各部で協議・検討したものを、民間企業に委託し作成する方式としておりますが、細部の変更(火災件数等)については、職員がデータの入れ替えをするなどして、維持・運営を行っております。
今後の課題としては、防災情報の充実はもとより、消防全般について掲載してゆくなどホームページの内容の充実を検討しています。
インターネット上のホームページは、ここ数年で定着し、さらに、今後、発展していくことを考えると、本市行政の広報等情報の伝達のみではなく、市民からの情報入手の重要な手段として位置づけ研究・検討していくことが必要であり、また、常に新鮮な情報をホームページ上で扱えるよう、情報に対する収集・整理などの集約力の向上などを図り、これからの高度情報化に対応できる体制づくりを検討して行きたいと考えています。
※ 札幌市消防局ホームページアドレス
http://www.city.sapporo.jp/shobo/