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10月24日(火)、25日(水)の両日は今回の会議のメインであるTC 8本会議が開催されました。会議は、グダンスクの町の中心部にあるCTOのHead Officeの4階の会議室で行われました。この会議には、13カ国、4機関から35名が出席しました。日本からは、東京商船大学名誉教授の飯島幸人先生がSC 6の議長として、私がSC 9の議長として、また当会の小郷一郎国際部長がTC 8のSecretariatとして出席しました。特に小郷部長はSecretaryとしての出席も昨年の東京会議、今年春のアゾレス会議、そして今回と3度目の出席ということもあり手馴れたもので、わざわざ日本からコンピューターを持ち込み、会議途中での資料の用意、決議文の作成、議事録の作成等々と、議長を上手く補佐して八面六臂の活躍で、お陰で議論は百出したものの会議の方はスムーズに進行しました。2日間にわたる会議で決議文が9つ採択されました。日本が幹事国を務めているSC 6、SC 9関係では、SC 9に関係するものとして決議197が採択され、Existing Maritime StandardsとISO Book of StandardsのReviewを行うことが決議されました。25日(水)は午後早目に会議を終え、造船所の見学が行われました。2班に分かれ、1つはGdynia造船所を見学し、もう1つはグダニスク造船所を見学させてもらいました。私は飯島先生と一緒にグダニスク造船所を見学しました。グダニスク造船所はポーランドの民主化後、国営から民営に変わったが資金難に陥り、一時は閉鎖に追い込まれたそうですが、「連帯」発祥の地ということで国民の強い気持ちが再生へと導き、従業員は最盛期の5万人から1,500人にまで削減されておりますが、1997年に操業を再開したとのことでした。現在はあちこちに空き地が目立ちましたが、1万トンほどのバラ積み船をシリーズで4、5隻建造しておりました。

なお、次回会議はDominicaで行うか米国で行うということで、最終決定までには至りませんでした。また、非公式ではありましたが、2002年には韓国で開催したい意向を持っている旨韓国の代表からお聞きしました。隣国であり、日本と並んで造船大国である韓国が積極的にTC 8に参加してくれることは我々としても心強いところであります。

 

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ISO/TC 8本会議

 

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CTO/Head Office

 

 

 

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