破壊部分は、2回とも写真−3に示すようにふた押さえと本体の接点部部分であった。
この破壊時の応力状態を調べるべくこし器を簡易の円筒形状のモデルとしてFEM解析を行った。その結果を図−5に示す。図−5では、本体側の応力分布を見るためにふた押さえの要素は削除して示してある。応力分布は、写真−3のき裂部分と比較的よく合っていることから、FEM解析により破壊部分の予測が可能と考えられる。また、本こし器は使用圧力0.4MPaのものであり、使用圧力の22倍近い圧力で破壊されたことから、本体の安全性が十分に確認された。