5. 事業領域の進化
トヨタは、地球環境・世界経済との調和を図りながら「すべての方に快適な移動の自由」を提供しつつ、21世紀の豊な社会づくりに貢献すべく、新しい事業にも取り組んでいます。
現在以下に示す具体的な新しい動きをすでにはじめています。
・異業種合同プロジェクト「WILL」業種を超えた合同プロジェクト
・大型複合商業施設の運営会社の設立
自動車関連施設にアミューズメント、ショッピングセンターを併設する大型複合商業施設
・福祉機器関連会社
福祉機器の開発、販売。
・車の買取ネットワーク『T-UP』の全国展開、中古車ビジネスを拡充する販売店へのサポートシステム
6. マリン分野への取り組み
トヨタは、21世紀にも活力ある企業像を実現すべく、前項で述べたように新規事業の開発・育成に取り組んでいます。
こうした新規事業の開発・育成の一環として、自動車で培ったエンジンなどの技術を活用し、マリンレジャーを今まで以上に幅広く多くの人々に身近に親しんで頂くためのクリーンで安全な、地球に優しいマリン商品の研究・開発を進めてきました。
1997年には28ftキャビンクルーザーPONAM 28販売を開始、マリン事業への参入を果たしました。
多くの人が最高の海の楽しさと出逢えるように、トヨタマリンは「海を愛するこころ」をテーマに新しい発想で快適なプレジャーボートを誕生させました。快適な乗り心地や、やさしい操作性、環境や安全に対する心配りを大切にしたトヨタのボートには、自動車で培ったトヨタの最新技術が活かされています。
船体にはリサイクルが可能なアルミを使用、環境問題に配慮してマリン事業に取り組んでいます。またアルミを使用することでソフトな乗り心地と優れた凌波性を持たせることが出来ました。
本艇は4級免許で操船できる最大クラスのマルチパーパスクルーザーで、最新のテクノロジーの自動車エンジンをベースとしたマリンエンジンや新ドライブシステム、アルミ性の高剛性ハル等により、波の中でも安定かつソフトな走りが得られ、初心者の方でも安心して乗れる素直な操船性能等を特徴としています。