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マリンエンジンはハイラックスサーフ等に搭載されている1 KZ型ベースのディーゼルエンジンと、セルシオ等に搭載されている1 UZ型ベースのガソリンエンジンを開発、従来マリンエンジンより低い燃費、クリーンな排気ガス特性、軽量、振動、騒音が低い事など多くの優れた特性を持ったマリンエンジンを実現しました。

 

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M1KZマリンエンジン

 

なおこのM1KZディーゼルエンジンは世界で最も厳しい規制の一つであるスイス、ボーデン湖の排気ガス規制ステージ2の認証を取得し、クリーンなエンジンである事が裏付けられました。

1998年には本格的なビッグゲームが楽しめる37ftのコンバーティブルPONAM 37、1999年にはライトトローリング、ファミリークルージング等海を幅広く楽しめるPONAM 26を発売、事業展開を進めています。何れもアルミハルを使用し、環境問題に配慮すると共にソフトな乗り心地と優れた凌波性を与える事ができました。

今後日本でプレジャーボートの普及およびマリンレジャーが発展していく為には舟艇の保管環境の整備が重要で、トヨタとして積極的にマリーナ整備計画に参画してきています。具体的には長崎サンセットマリーナ、横浜ベイサイドマリーナ、蒲郡に建設中のラグナマリーナなどのプロジェクトに参画し積極的支援を行っています。

現在注力して進めているプロジェクトとしてラグナ蒲郡があります。

このプロジェクトは、リゾート法に基づいて蒲郡市の大塚地区の地先約120ヘクタールを埋め立てて建設されるリゾート施設として開発・建設が進められています。

事業主体としては愛知県、蒲郡市をはじめとしトヨタ自動車、ヤマハ発動機など民間9社が出資する第3セクター「蒲郡海洋開発(株)」により運営され開発が進められてきました。正式開業は2001年4月ですが、2000年4月には中心施設の一つであるラグナマリーナの一部が仮オープンされモニター利用が始まっています。

 

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PONAM 37

今後とも、海で遊ぶ楽しさを一人でも多くの方々に知っていただく為、またクリーンで地球に優しい商品の提供を通じてトヨタ自動車として日本のマリンレジャー・ボーティングの普及へ貢献できる事を願っています。

 

 

 

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