3. 基本理念
トヨタは、21世紀が社会にとって真に豊かなものであることを願い、人や社会、地球環境、世界経済との調和を図りつつ、お客様、株主、社員、取引先の方々等関わりのある多くの人々とともに成長していくことを目指し、次の基本理念に基づいて企業活動を行っています。
1] 内外の法およびその精神を遵守し、オープンでフェアな企業活動を通じて、国際社会から信頼される企業市民を目指す。
2] 各国、各地域の文化、慣習を尊重し、地域に根ざした企業活動を通じて、経済・社会の発展に貢献する。
3] クリーンで安全な商品の提供を使命とし、あらゆる企業活動を通じて、住みよい地球と豊な社会づくりに取り組む。
4] 様々な分野での最先端技術の研究と開発に努め、世界中のお客様のご要望にお応えする魅力あふれる商品・サービスを提供する。
5] 労使相互信頼・責任を基本に、個人の創造力とチームワークの強みを最大限に高める企業風土をつくる。
6] グローバルで革新的な経営により、社会との調和ある成長を目指す。
7] 開かれた取引関係を基本に、互いに研究と創造に努め、長期安定的な成長と共存共栄を実現する。
4. 環境問題への取り組み
トヨタは環境問題への対応を最重要課題のひとつとして位置づけ車のライフサイクルである“開発・安全・使用・廃棄”のすべての段階で環境に配慮したクルマづくりに取り組んでいます。
'92年にはトヨタ基本理念に基づき「地球環境に関するトヨタの取り組み方針」を制定、この方針をより具体的な企業活動として着実に取り組むために策定し推進しているのがトヨタ・エコプロジェクトです。
21世紀のクルマのあるべき姿を追求する「G21プロジェクト」を'93年に発足させ燃費を2倍に、排出ガスを10分の1に削減する車の開発をスタートさせ、生まれたのがハイブリットカー、プリウスです。
これらトヨタの環境に配慮したクルマづくりが評価され、'99年6月「国連環境計画グローバル500賞」を受賞いたしました。
今後も「明日のために今やろう」という呼びかけを通じて積極的に環境問題に取り組んでいきます。