新規標準化項目(JlS新規原案作成のテーマ)提案のお願いについて
財団法人 日本船舶標準協会
本会では、船舶関係工業標準原案作成事業を実施するに当たっては、まず、船舶関係工業標準化長期計画を策定し、その長期計画に基づきJIS新規原案を作成しております。
現行の船舶関係工業標準化第6次長期計画が本年度をもって終了することから、新たに第7次長期計画(平成13年度〜平成17年度)を策定いたします。これに伴い、新規標準化項目の提案をお願いすることになりますので、あらかじめお知らせします。
なお、この事業の目的、実施要領は、次のとおりです。
1. 目的
21世紀を迎え、船舶関係工業標準化を取り巻く状況は、国際化の一層の進展、規制緩和に対する意識の高まり、情報、通信等における技術革新の著しい進展、環境保護、PL法への関心の高まりなどによって大きく変化しています。
こうした状況に対応して関連工業規格体系を整備し、また、船舶の安全に関する条約・法令・国際規格等との整合を迅速に図ることによって、生産・使用等の合理化並びに品質管理・技術水準の向上等に資する戦略的な新規標準化項目を策定するためのもので、以下の(1)〜(6)の重点項目を設定しています。また、規格に係る性能確認試験に関するテーマについてもあわせて提案をお願いすることにいたしております。
(1) 国際化の進展に対応した標準化
(2) 情報、通信等技術革新の著しい進展に対応した標準化
(3) 環境保全に対応した標準化
(4) PL法、船舶の安全に関する法令、規則などとの整合のための標準化
(5) マリンレジャーに関連した標準化
(6) 産業基盤の強化に対応した標準化
2. 実施要領
(1) 実施時期及び調査票送付先
6月末頃、造船所、船主、舶用機器メーカー、関係団体などに新規標準化項目募集に関する調査票を送付します。
(2) 新規標準化項目の選定
提案頂いた新規標準化項目については、関係部会で採否、作業着手年度について検討し、標準委員会で最終決定します。
この結果は、「船舶関係工業標準化第7次長期計画」として取りまとめ、平成13年度から実施いたします。
ご質問等がありましたら、本会標準部にお問合せ下さい。