単位輸送量当たりの燃料消費量は以下の手順で推定できる。アドミラルティー係数を計画時の0.75倍とし、航海距離、主機関負荷率(主機関出力)、積載率(排水量)を与えて速力を計算し、航走日数、輸送量および主機関燃料消費量を算出する。停泊日数と仮泊日数および発電機と補助ボイラの負荷率を表9のように設定し、補機燃料消費量を算出する。例えば、表9に示すように主機出力を常用出力の90%である10,670PS、貨油積載率を75%とすると、単位輸送量当たりの燃料消費量3.67g/トンマイルが得られる。
表9 輸送トンマイルあたりの燃料消費量推定例
図4 運航プロセスの資材・エネルギー等の入出力フロー
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