日本から出したコメントに対する結論は
・「This standard does not cover health and safety requirements」この文章はPart2、4、6にのみあるが、何故か?
→FRP材料(化成品)を扱っているPartsにこの文章を入れてある。他のISOとの整合をとるためであるとの説明があり、了承。有機系材料の中には健康を害するものがあるため。
・(3.1.1)材料の温度管理の範囲が±2℃では厳しすぎる。
→了承。具体的表現の項目を削除。(数値条件は入れない)(3.2.5)の温度規制の文章も削除する。
・(3.1.1)スプレーアップの作業環境で最低湿度が40%というのは、厳しすぎる。
→了承。この文章全体(NOTE)を削除
・(3.5.1)ハンドレイアップにおける第1次積層は、450g/m2以下のガラス繊維を使用するというのは厳しすぎる。
→了承。数値での規制では行わない。文章も変更する。(3.5.2)の数値規制(450g)も削除する。
その他のポイントとして
・有効期限の切れた樹脂でも、材料メーカーの承認があれば使えることになっていたが、構造材料には、有効期限の切れた樹脂を、一切使わないことになった。
・シリコンオイルの含まれている離型剤は、使えないことを再確認した。(2次接着が、うまくいかないため)
4.2 ISO/TC188 WG27 PERSONAL WATERCRAFT
審議事項
ISO13590:1997、Personal watercraft-Construction and system installation requirementsの改正
4.2.1 資料
添付資料17:Text of ISO/CD13590 (Working documents ISO TC188/WG27 doc.N1, 2000-04-24)
添付文書18:2000-05-15付Text of ISO/CD13590
4.2.2 審議概要
添付資料17(4月26日付けにて参加者に事前にE-mail配信されたもの)を使用して、改訂:内容の討議を行なった。
(a) 事前提出した日本意見の採用について
この添付資料17は、先に配布されたNew Work Item Proposal (doc. TC188N473)に添付されたドラフトに対して日本側より事前修正依頼した以下の修正が追加されている。