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d) 米国意見

米国では、NFPA (National Fire protection Association)に消防服の規格があり、船舶用も含まれている。TCS/SC1にて船舶用の消防服の国際規格を作成する場合には、当該NFPA規格も考慮に入れてほしい。規格作成に協力する。

なお、当該NFPA規格を吉田氏宛送付する旨約束した(吉田氏はNFPAのメンバーである旨、米国に伝えてある)。

以上の議論を勘案し、SC1は以下を決定した

a) SC1としてISO/TC94の該当するSCとLiaisonを取る。

b) 日本にWD案を付してNWIPの正式提案をするよう要請する(できれば6月末までに)。

c) 本件規格のScopeは船舶用である旨明示すること。

d) 規格案(WD)作成にあたっては、ISO/TC94及びNFPAの規格を勘案し、二重の規格作成を避けること。

 

5.10 次回以降の会議

SC1は年1回開催する慣例を踏襲することが確認された。

次回SC1会議は、2001年4月19日及び20日、デンマーク・コペンハーゲンにて開催することを決定した。(決議30)。また、その前日の18日はWG会議に充てることとした。

WGの中間会議は、IMO/MSC73が開催される時期(2000年11月27日から12月6日)の前あるいは後に、欧州にて開催する方向で、WG3コンベナーのMr. Abbateと調整することとなった。

WG1及びWG2の合体提案についてSC1は合意し、WG1の名称「Lifesaving appliances」を引き継ぐこととした(決議27)。

 

5.11 その他の事項

その他の事項について検討はなかった。

 

5.12 決議の採択

SC1は以下の決議を採択した。

・決議26:Draft Committeeメンバーの選出

Mr. Tom Thompson、MR. Jacques van Schalkwijk及びMr. Kurt HainzをDraft Committeeに指名した。

・決議27:WG1及びWG2の合体

WG1及びWG2を合体してひとつのWGとする。名称はWG1の名称「Lifesaving appliances」を引き継ぐ。

・決議28:DIS、FDISの合意

以下をDISあるいはFDIS投票に出すよう、ISO中央事務局に提出する。

DIS17339、DIS17631、FDIS15370

・決議29:CD投票

以下をCD投票に出す。

CD17338、CDAM5489

 

 

 

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