・決議30:将来会議
SC1の次回会議は、2001年4月19日及び20日にデンマーク・コペンハーゲンにて開催する。
なお、同18日はWG会議に充てる。
5.13 閉会
議長は、USCGが会議場所を提供してくれたこと、事務局Mr. Kurt Hinzの優秀な事務局業務、参加者の有用かつ闊達な貢献に対して謝辞を述べ、TC8/SC1第6回会議の閉会を宣言した。
6. 所感
ISO/TC8/SC1は相当数のISO規格をすでに作成してきており、運営もスムースになってきている。我が国は、規格案に対して文書及び口頭にて相当の意見を提示してきており、それらの意見は規格の内容に反映している。今後も引き続きISO規格案に対して国内にて十分に検討し、意見を出す作業を鋭意継続する必要がある。
新作業項目については、特に生存艇に備え付ける物品について、今後のISO規格作成が活発に進むと思われるため、我が国国内においても前向きに検討・準備し、必要ならWDを用意して各国に率先して提案することも必要であろう。最初にWDを用意してNWIPしたものが規格作成をリードする傾向は今後も変わらない。
ISO規格案の実質的な検討は、WGにて行われる。WG3(防火)と、WG1とWG2が合体した新しいWGは、今後も並行して開催されると思われ、両WGの審議に我が国意見を十分反映させるためには、それぞれのWGに出席する必要があるところから、WG会議には我が国から最低2名の出席が必要であろう。
SC1会議出席者は欧州及び米国の他は我が国のめであるが、将来はSC1会議を日本に招聘することも十分、可能であろう。
今後はSC1文書は、電子メール及びインターネットにて配布・入手することとなった。我が国もこの決定に対応して、国内委員会の対応を整備するとともに、国内委員会においてもこれらの手段で文書を配布することを実施すべきであると思われる。
会議の出席については、会議期間中のみならず、その前後において各国と個別に会って調整を図ることも必要であろう。特に、新作業項目を提案して、規格作成のプロジェクトリーダーとなった場合には、これらの作業が必須となると思われる。実際に今次会合の後、英国及びデンマークは米国USCGにて、新作業項目提案WDの共同作成作業を行っている。
以上