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作業計画

ISO/TC8各分科委員会(SC)の所掌、機構及び作業計画は、現在の規格及び(提案された)作業項目のこれらSCへの配分並びに各作業グループ(SCの)一覧とともに、示される。「登録された作業項目」(正式に承認され、ISOの作業計画中に登録されたもの)と「新たな作業項目のための可能性ある提案」との間には明確な区別がある。これらの「新たな作業項目のための可能性ある提案」には、ある項目は検討に値するという単なる提案(事前の段階)から、新たなプロジェクトのための「新たな作業項目のための可能性ある提案」が検討中である項目(提案段階)までの範囲にわたるものがある。

分科委員会議長は、各作業項目の実情について報告し、かつ、その分科委員会の進行を管理する義務がある。付属書2の作業計画(現行版)は、ISO/TC8の各会議において、報告されるであろう。

 

付属書2の付属書セクションは6つあり、次のことを盛り込んである。

・いくつかの作業項目は、ISO/TC8と国際海事機関(IMO)とに相互関係のあるものであると考えられる。これらの項目は、IMOから要求されるか、又はISO/TC8自身で発議するものである。これらの項目は、「IMO連係番号」(IMO-リンク-NR)によって表示される。付されたIMO-リンク-NRは、8N1000中に一覧としてある。

・関係のIMO決議又はその他の文書

・内部的ISO/TC8作業項目番号及びIMO-リンク-NRに対応するISO規格番号についての引照(インデックス)

・各ISO/TC8分科委員会に割り振られた作業項目の数についての統計的情報を示す。

・IMO-リンク-NRを種々のISO/TC8分科委員会並びにIMO技術委員会及び小委員会に割り振った状況一覧。これにより共通する関係の主要分野が明らかとなる。

・TC8N1000で用いた標準作成略記法の現段階の説明

 

計画管理

積極的計画管理を維持するため、最低限次の措置が要求される。

・各SC議長及び幹事国は、8N1000の該当部分が、少なくとも、6箇月ごとに(ISO/TC8諮問グループ(AG)会議の直前に)更新することにより現状に維持されていることを確認する。

 

・目標期日は、すべての作業項目に対し、各SC幹事国が、設定するものとする。目標期日は、各AG会議において見直しされる。変更の要求はすべて、SC議長及びAGの助言に基づき、TC議長により承認を受けるものとする。変更にかかる要求すべては、SC議長の同意を必要とする。目標期日の変更についてISO/SCへの幹事国の提出の措置は、TC8議長の了解なしでは許容されない。

・8N1000の状態は、各AG会議にて見直しを受け、また、項目の進行状況は、評価を受ける。資源(人的及び物的)再配置は、要求に応じ、AGにおいて決定される。

・SC議長及び幹事国は、TC8作業計画の該当部分の作業項目が、ISO規格作成の時間限度に適合することを確保する。作業は、ISO中央事務局が公布した1998年7月のTMBコンミュニケ(公報)第5の中にある作業予定表が定める限度を超えてはならない。遅延している作業項目については、TMB決議55/1998(1998年6月2日及び3日のTMB会議)に注意を払われたい。

・TC及びSCの議長は、実績の悪い「P」メンバーについては目を離さないであろう。

・TC及びSCの幹事は、原案及び文書の品質並びにフォーマットの適切さを確保する。

・TC8の規格は、英語のみで作成する(ISO/CSのAFNORとの現行協定)。

したがって、翻訳に対する時間の考慮はしない。

 

資源(人的及び物的)の評価

・歴史的データを検討すると、委員会幹事国がその責務を遂行するため要求される資源(人的及び物的)は、1990年代中頃までは、およそ毎年45人/日にプラス必要な移動に相当したことがわかる。

 

 

 

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