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TC8議長よりのニュース(News Letter No.5より)

 

大ニュースです!TC8は完全に電子化されました。今や、全てのメンバーはE-mailアドレスを所有しています。TC8/Advisory Gront:諮問委員会の文書はE-mailにより送られることになり、ハードコピーは無くなります。このことは価値あるコスト削減を可能とし、より迅速な通信を可能とします。ISOサーバーの使用で、2000年末までには、全てのTC8の活動が、ハードコピー無しのE-mailにより行われることが期待されています。

ISOの新しい会長が打ち出したすばらしい将来計画を見ることができます。彼は専門家によるISO/産業フォーラムを設立し、ISOの将来向かうべき方向の計画を支援するTC/SC議長による会議を招集します。技術管理評議会(TMB)のニュースからも見られるように、ISOは、主要な計画を改良しながら、この新しいミレニウムヘの挑戦に向かって進んでいきます。

東京でのTC8会議では、IACS事務総長、IAPH、事務局次長およびIMO(海上安全委員会)主席技官といった出席者を得、これらメンバー間での全ての重要な接触を持つことが出来ました。各団体は常に我々の会議に代表を送っていますが、このように全ての上席管理者が出席したのは始めてのことでした。

IMOと我々との活動は拡大しつづけています。我々は、今やIAPH、IACS、ICSおよび他のメンバーと共にIMOのShip/Port Interface Working Group(海運・港湾共通分野作業グループ)に関与しています。

ISO/TC8の将来は、未だかつてないほどより輝いており、これら海運関係者の専門家からなる、すばらしい集団の議長を仰せつかることは、小職の過大なる名誉であり、特典であります。

 

ISO技術管理評議会(TMB)からのニュース

 

ISO/TMB議長Mr. John:E. Keanのもとで発行された前回のTMBコミュニケで、彼はISOが予見できる将来にわたる主たる挑戦として実行すべき技術作業に関して、次のような基本的な意見を述べています。

・ISO規格の質を保持していくために、ISOは、その時代の流れに乗った潜在的な新しい利害関係者からのニーズに対して、より柔軟に、より迅速に対応することが要求されています。TMBでは、委員会でのいろいろな意見を纏めた新しい出版物を、より柔軟な対応の1つとして用意しています。

・世界中の多くの分野で、供給するために製造することから、主たる価値創造的経済活動への移行と共に、ISOは、世界的に承認された規格が必要とされるニーズに合わせて、これらの新しい分野に参入していく能力を発展させなければなりません。我々は、規格化による貢献を、緊急度をもって、進めていかなければなりません。

・提案された規格が、市場により真に必要とされているか否かを決定するためには、より多くの注意を払わなければなりません。提案規格を開発する際の主たる市場関係者による関与と、出資者が利用可能なISOを最も確実に有効に利用することが出来ることが、委員会運営者にとって重要であるというビジネス環境への理解が重要です。

この目的のために、TMBは全てのISO委員会に対して、ビジネスプランを準備するように要求しました。

・規格の開発と、規格の発行とは、紙主体の活動から情報技術主体へと変化しつつあります。我々は、登録された委員会メンバー、あるいは技術専門者が、開発中の規格原案に対してアクセス可能であり、討議にも関与でき、その地理的位置に拘わりなく貢献できる作業環境の開発が求められています。ISOメンバー団体は、幾つかの団体を縦断する共通データや文書を分け合うことや、ISOシステム内での継ぎ目の無い協力を確実にするための情報技術サービスの協同作業を増加させていくことになります。こうしたシステムの中でのみISOは、世界中の顧客の増大する要求を満足させるのに必要とされる実行レベルまでに到達することが可能となるのです。

・この急激な変化の中で、標準化システムを運営するその主たるグループ、特に議長とセクレタリーとに対する継続した訓練は、最も重要なものです。議長とセクレタリーは、ISOシステムの基本原理、透明性、公明性、開放性を、例えば原理は、ISO規則および規格開発手順内で明確化するといったように、これらを確実なものとし、維持していくことが出来るのです。

最後に、小職がTMBの議長であった間を通じて、ISO作業を支援して頂いた数千ものボランティアおよびメンバー団体のスタッフに心からの感謝の意を表する次第です。John E. Kear

 

TC8分科委員会からのニュース

 

SC2 海洋環境保護(議長アメリカ)

バラスト水管理と防汚塗料とに関する規格化の必要性に対するSC2委員会内での討議が続けられています。2つともIMOと関連するテーマです。SC2は、防汚塗料に関するISO/TC-35/SC9/WG25によってなされた作業を認識し、この作業グループとこの分野における調整に努力します。

ブレーメンでの2000年6月のSC2会議では、議題1としてビルジ警報システムの形式承認に関する試験と性能仕様についての改正と、議題2として船上廃棄物取扱い手順を新しい提案として準備しています。

SC2は、これからも海洋環境保護を支援する規格の開発を続けていきます。分科会の最初の規格は、環境に関する用語規格、ISO/DIS 16165であり、FDIS段階のものです。

このほか、次の規格が、国際規格原案として進展されることが期待されます。

・CD 16446−オイルスピルブーム−接合不一致コネクタ用アダプタ

・CD 17897−オイルスピル対応機械的装備品−漉具

・CD 17896−オイルスピル対応機械的装備品−ブーム

 

SC3 管と機械(議長アメリカ)

1999年10月東京でのTC8会議以来、SC3委員会はその規格開発活動に偉大なる成功を収めています。

1999年12月には、ISO 14726-1「船舶および海洋技術―管装置に対する識別色―第1部:主たる色と手段」を発行しました。この規格の完成は、チームワークの結束を示すものであり、国際海事機構(IMO)との重要なリンクを強固なものとする助けと成りました。管およびダクト装置のISO/TC8/SC3/WG1の招集者Mr. H.-Ch. Schadeは、船上管装置内容物識別の色コードに対する合意を得るために、偉大なる忍耐と実行力とを発揮しました。さらに、ISO 14726-1は、IMOの海事安全委員会サーキュラ(MSC)834「機関室の設計、レイアウトおよび配置」で、船員が異なった船に乗船した際の管識別がし易くなるように、かつ燃料、あるいは他の液体を移送する際に犯し易い人的エラーを最小とするための、標準管識別色コードとして参照されています。

最初に、Mr. Wayne Lundy(アメリカ)に感謝の意を表しますが、SC3は、この外にもIMOと重要なリンクしている2つの規格があり、最終段階に近づいています。1月には、SC3は提案ISO/DIS 13617「船舶と海洋技術―船用焼却炉―要件」および提案ISO/FDIS 15364「船舶と海洋技術―貨物タンクの圧力/真空弁」とをISO中央秘書へ登録と投票とのために提出しました。

 

 

 

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