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ISO/DIS 13617は1995年の改正版で、IMOのMEPCでの「船用焼却炉」(MEPC.59(33))に対する補足版として組込まれました。同様に、撒積み液体およびガスのIMO分科委員会(IMO/BLG)は、分科委員会がMSCサーキュラ677「タンカーの貨物タンク内への火炎通過防止手段の設計、試験および設置位置に関する規格」の改正作業を開始しているために、ISO/FDIS 15364の完成に大変興味を示しています。ISO/FDIS 15364の投票が、2000年6月に予定されています第5回会期に間に合うように完成することが期待されます。

さらに、他のSC3作業項目は、より高い段階へと進展しています。委員会原案1つおよび作業原案1つが、それぞれDISおよびCD段階にあります。これらは、

・ISO/DIS 9785船舶および海洋技術―内燃機関塔載車両が運転される貨物区域の通風―理論的要求通風量の計算法

・ISO/CD 14726-2船舶および海洋技術―管装置の内容識別色―第2部:手段および機能用の補足色

また、SC3は引き続いて次の3つの新しい作業を登録しています。ISO/AWI 18770「船舶および海洋技術―機関室燃料油システム―燃料油漏洩防止のガイドライン」は、Mr. Richard Delpizzo(アメリカ)を招集者として、油システムの作業委員会ISO/TC8/SC3/WG9を最近設立して検討中です。ISO/AWI 19921「船舶および海洋技術―管装置部品の耐火性―試験法」およびISO/AWI 19922「船舶および海洋技術―管装置部品の耐火性―テストベンチに対する要求事項」は、Mr. Schadeをリーダーとしてドイツにより議案中です。これら3つの承認された作業項目は、IMOおよびISO双方にとって興味ある項目として確認されています。

 

SC6 航海(議長日本)

lSO/TC8/SC6会議が、1999-10-18に東京で開催された。同会議ではSC6の活動状況が報告されるとともに、今後の作業予定項目について審議が行われた。その結果、次の項目をSC6のNWIPとして提案することが承認された。

−ECS(Electronic Chart Systems)Database

−THD(Transmitting Heading Devices)

以下に上記item等をはじめとする東京会議後のSC6作業の進捗状況を紹介する。

(1)ECS Databaseについて

ISO/TC8/SC6 Resolution 4により、NWIPの再提案が認められたECS Databaseについては、SC6Pメンバーによる再投票の結果、正式にSC6のWork ItemとすることがJapan, Korea Rep. of, Netherlands, Russian Federation, Sweden and U.S.A.の賛成投票により承認された。UKは反対投票であったものの、ECS Databaseに関するISO規格原案の審議に参加する旨表明した。

現在、本件のConvenerであるMr. Rogoff(USA)が原案審議のための準備を進めている。その第1回会議は、2000-03-27/29にハンブルグで開催され、今後の原案審議方針等が審議された。

なお、ECS DatabaseのISO規格の発行は、2003-08を予定している。

(2)THD(Transmitting Heading Devices)について

SC6東京会議の席上、日本から予告提案のあったTHD(which transmits heading information, to be installed on all passenger ships and ships of 300 g/t and above under Chapter V of the SOLAS Convention)については、SC6のNWIPとして、2000-03-30付けでメンバーに投票のために送付された。(回答期限2000-06-30)なお、THDについては、本年7月10日〜14日に開催される、第46回IMO/NAV会議でIMOの性能基準が審議される予定である。

ISO/TC8/SC6事務局としては、THDのNWIPが承認された場合のISO原案の内容を、同NAVで決定されるであろうTHDの性能基準と整合/満足するものとすることを目指している。

 

SC8 構造(議長ドイツ)

1998年にISO 6042『造船−風雨密鋼製1枚戸』の第2版が発行され、CENも同時に規格(今のところCENにより採択された規格です)の発行を計画しました。しかしながら、欧州レベルでは幾つかの国が不確定状態に置かれたので、ISO 6042の新しい発行には若干の討議がありました。

 

SC9 一般要件(議長日本)

ISO/TC8/SC9の第1回会議が1999-10-19に東京で開催され、その作業の進捗報告が行われた。

以下に東京会議後のSC9の主要審議項目の進捗状況を紹介する。

(1) Speed trialsについて

東京会議の審議の結果、次回の原案審議をISO/DIS 15016(Ships and marine technology-General requirements-Guidelines for the assessment of speed and power performance by anaysis of sea trial data)とすることを承認された本件は、現在ISO/CD 15016に対して提出されたSC9メンバーの意見による原案の修正作業を行っている。その後、本年夏にはISO/DIS 15016の投票が行われた後、審議が順調に進めば、2001年春にはISO規格として発行されることになろう。

(2) Sea trialsについて

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東京会議後に、SC9事務局からSC9メンバー宛にCEN側から提出されたdraftを送付して、このprojectに参加を希望するSC9メンバーの再募集と、同draftに対するコメントの提出を依頼した。

この依頼に対して、これまで登録済みのヨーロッパメンバーに加えて、Japan、Korea Rep. of、Polandが原案審議に参加することを表明した。

なお、Japan及びPolandはCEN側作成のdraftに対するコメントを提出している。CEN側作成のdraftの審議については、本年10月に開催されるISO/TC8 Gdansk(Poland)会議に合わせて、CENとISOの合同WGを開催して同draftの審議を行うことを計画している。

本件のISO規格の発行は、2003年春を予定している。

 

 

 

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