(3) 装置製造 製造仕様書を基に、装置の製造を行い、要求仕様通りの製品か検査を行う。製品単品での製品検査とブリッジの制御システムとの接続試験なども行う。
(4) 装置納入 船体ができ、装置の据付が終わると、係留中に操縦位置の切換確認やジョイスティック操船装置からアクチュエータヘ指令値を出力し、作動確認を行う。
(5) 作動調整 海上でジョイスティック操船装置に切り換え、移動指示方向へ船体が運動するようにアクチュエータ出力や制御プログラムの調整を行う。
(6) 作動試験 海上運転方案等を基にジョイスティック操船装置からの各アクチュエータ出力値と指示値、および移動方向指令と船体の移動方向の確認を行う。GPS等により航跡を記録し、船体移動方向速度等のデータ取りを行う場合もある。
(7) 操作説明 操船者へ通常操船からの切換条件や切換方法を説明し、ジョイスティック操船装置を操作して作動確認を行う。また、異常発生時等の緊急操作手順等の確認操作を行う。
(8) 定期検査 操作部等に使用される部品の交換基準や経年劣化により、必要な部品を交換する。