---補足---
1998年、AP234 Ship operational logs, records, and messagesが、APとして正式に承認された
APは、データ交換のために使われることを目的とする、STEPの唯一のパートである。しかし、それにもかかわらず、各船舶APは、船舶製品モデルの一部分だけをカバーする。その結果、完全な船舶製品モデルとして船舶APが互いに働くようにするならば、全ての船舶APを統合できる全体的な仕掛けの定義が必要ということである。異なるAPを統合するこの仕組みは、Ship Common Model (SCM)と呼ばれ、次の章で記述される。
8.2 Ship Common Model (SCM)
Ship Common Model (SCM)は、MARITIMEプロジェクトで開発されたもので、船舶アプリケーションプロトコル(AP)の間でインターオペラビリティを確実にするために、全ての船舶APのための共通のフレームワークとモデルリングの基盤を定義するものである。残念ながら、SCMは十分に実証されたモデルではない。MARITAIME以来、SCMでは多くの変更が加えられた。SCMは、船舶プロダクトモデルのコンテキストにおいて使われる一組のBuilding Blocksである。