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3. 今後の展望

船腹代替計画:短期(2-21/2年間)

SSCでは現在、Tausala Salafai号、Fotu-O-Samoa号両船に代る新造船の計画を検討中である。Tausala Salafai号の代替船はLady Samoa II号とほぼ同型船の予定であるが、Fotu-O-Samoa号の代替は既存船よりかなり大型化する計画である。

船腹代替計画:長期(5-10年間)

将来においてサモアは高性能海上艇(HPMV)を活用しなければならない。そのため現在利用可能な技術について学び、太平洋地域およびさらに広い国際航路におけるHPMV分野の将来における商機について探りたいと願っている。

サモアでは(特に観光と漁業で)急速な発展が進み、また現在すでに海運サービスに対する需要も高いので、SSC諸航路の現行所要時間を短縮し、利用者に割安な価格で質の高いサービスを提供することを目標としている。

現在、下記のような要因から商機に恵まれている:

1) “HMPV”を含む新造船の取得

2) 交換部品の購入

3) 職員、部員の海上研修

4) 船員配乗サービス等

造船事業者には、SSC向けに将来の船隊を建造するという商機があり、部品サプライアーには、最新の電子機器、航海機器、機械部品、救命機器、工具等を供給するという商機がある。SSCは従業員を海外の教育機関や組織に派遣して、海事産業に関わりのある研修の機会を受けさせるチャンスを求めている。それによりSSCは資格を取得した船員を外国船の職場に継続的に送り込むことができるようになる。

 

4. 結論

Samoa Shipping Corporationおよびサモアの海事産業全般について、どんな事柄にせよ関心のある方々とは、喜んでお話をしたい。

 

5. 謝辞

この会議にご招待頂き、またサモア代表団に手厚いご支援を賜り、マレイシア造船工業会、マレイシア運輸省およびマレイシア通商産業省の皆様に、サモア代表団全体に代って心からなる御礼を申し上げたい。

Ma le faaaloalo lava

Faafetai

ジェネラル・マネジャー

Oloialii Koki Tuala

 

 

 

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