会議は次いで、各国の国旗を以下の順序で掲揚することを決定した。
・オーストラリア
・インドネシア
・日本
・韓国
・マレイシア
・フィリピン
・サモア
・シンガポール
・タイ
・ベトナム
Dato Mohd Nor氏が議長職を代行し、挨拶した。徳留氏と参加各国に対し、「新ミレニアムにおける海事産業の課題」と題した第24回APSEMへの招待受諾を感謝した。また合意された議事日程案について討議を求め、さらに国名のアルファベット順に代表団長の紹介を要請した。
開会式
司会者が運輸大臣の会場到着を告げた。大臣にはAMIM会長と日本中型造船工業会会長が同行した。主賓を前にして、伝統的な「マレイの歓迎の踊り」が披露された。
開会式はAMIM会長Dato' Amin Sha Hj. Omar Shah氏の開会挨拶で開始された。挨拶の中で同氏は、運輸大臣が開会を宣するAPSEM2000の開会式に時間を割いて立ち会った出席者全員に感謝の意を表した。APSEMを主催するという構想は第22回APSEMの際に提案され、東京で開催された前回の第23回APSEMにて承認されたという経緯を説明した。第24回APSEM開催の成功は、主としてAMIMの会員と内外の各企業からの惜しみない支援によるものであることを述べた。APSEMの開催が、自会会員の利益につながるような、関連領域へのAMIMの進出を触発することになって欲しい、との期待を表明した。APSEMの主目的はアジア太平洋地域における政府職員と造船専門家との間における地域協力の促進にあることを指摘した。業界に影響を及ぼす各種の問題について見解と情報の自由な交換を行うことを通じて、造船業と関連諸産業の発展に資することが会議の目的であると述べた。10カ国の正式参加、オブザーバーとして2カ国の参加、また国内の高等教育機関からも参加を得たことに喜びを表明した。日本財団およびその他の資金提供者からの継続的支援に対して、会長は重ねて謝意を述べた。
その後、司会者は運輸大臣に挨拶と、それに次いでAPSEM2000の開会を宣言するよう要請した。