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lsは、閉囲された船楼又はトランクの有効長さ(m)

hsは、閉囲された船楼又はトランクの高さ(m)

(6) 舷弧による修正(第73条)

舷弧を有する船舶にあっては、次の算式で算定した値が正の場合はその値を基本乾舷に加え、負の場合はその値の絶対値(その値の絶対値が船の長さ(m)に0.125を乗じた値より大きいときは、船の長さ(m)に0.125を乗じた値)を基本乾舷から減ずるものとする。

184-1.gif

Lは、船の長さ(m)

Sfは、F.P. における舷弧の高さ(m)

Saは、A.P. における舷弧の高さ(m)

Sは、船の長さの範囲内にある閉囲された船楼の長さの和(m)

(7) 鋼製ハッチ・カバーによる修正(第74条)

鋼製ハッチ・カバーを有する船舶(タンカーを除く)にあっては、次の表の減少幅を基本乾舷から減ずることができる。

 

184-2.gif

備考:

a. 船の長さがこの表に掲げるものの中間にあるときは、一次補間法により減少幅を算定する。

b. 船の長さが130mを超える場合は、管海官庁が定めるところによる。

 

3.9.3 乾げん計算書の一例

370総トン型鋼製リフト・オン/オフ・コンテナ船の乾げん計算書を学習指導書(72〜73頁)に記載してあるので参照されたい。

なお、遠洋・近海区域を航行区域とする船舶・木船・漁船の乾げんに関しては、それぞれ満載喫水線規則第2章・第3章第3節・第4章第2節に規定がある。

 

 

 

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