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(4) 線端処理

電線の線端処理は、十分に丁寧に処理しなければならない。不完全な、線端処理のため絶縁抵抗値が下ったり運航中予期しないような事故及び故障を起こすことがある。

線端処理は機器内に導入された電線端の外被、シース、介在物等を除去し、心線を分離して防湿処理を施し、色別、心線番号、記号等により心線区別を明確にし、導体端部に端子を取付けることである。

なお、シールド編組を有する電線では、シールド線を引き出して絶縁被覆を施し、その端部に端子を取付ける等の作業が含まれる。電線の外被除去にはナイフ、ニッパー、ストリッパー等が一般に使用される。

端子は機器側の端子に適合するものでなければならない。締付端子の場合は、心線端導体をそのまま、又は筒形端子をハンダ付けして挿入し、締付ける。最近主流の圧着端子を使用する場合は、導体サイズに適合したものを使用し、手動又は油圧圧着工具により圧着する。以下に最近よく使用されている圧着端子処理要領を(図1.76)に示す。

 

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図1.76 裸圧着端子を使用した線端処理要領

 

※1 絶縁筒付圧着端子を使用する場合は熱収縮性塩化ビニールは使用しない。

※2 裸圧着端子の形状は端子受に適合するものを使用する。(丸形及び先開形裸圧着端子がある)。

注) 圧着端子使用の場合は、圧着部から心線が1mm程度出して圧着する。1mm程度出しておかないと圧着時に心線が中に引込まれて圧着がゆるくなり、接触不良の原因となる。

 

 

 

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